勉強法を極めた受験舎での6年間
オンライン家庭教師ではなく、教室での実績になります。
臼井彩未さん
- 得意な科目 / 国語
- 苦手な科目 / 数学
- 将来の夢 / 哲学者
- 1日の平均勉強時間 / 4時間、休日:12時間
- 受験を1文字で表すと / 努
- 高校時代に1番夢中になったこと / 部活(合唱)
- 合格を確認した瞬間の気持ち / 安堵
受験舎は第二の家
合格おめでとうございます!中1から高3まで長い間受験舎に通ってくれていたので、私たちも本当に嬉しいです!!
ありがとうございます!先生方には本当にお世話になりました。
それではさっそくインタビューを始めたいと思います。まずは受験舎での勉強についてお聞きしますね。受験舎にはいつごろから通っていましたか?
中学1年の夏頃から通っていました。先生方が優しく、質問に丁寧に答えてくださり、安心して授業に臨むことができたので、受験舎に入塾しました。
受験舎に通う前は他の塾に通っていたんだっけ?
そうです。以前の塾は集団授業で個人的に質問がしづらい環境でした。受験舎は個別授業なので、すごく質問がしやすかったです。
中学生の時、受験舎の授業を受けて役に立ったと思う授業の内容や講師のアドバイスはありましたか?
「間違えた問題を消しゴムで消さないで」というアドバイスです。間違えた問題を消さずに残しておくことで、自分が何故そしてどのように間違えたのかを確認することができ、2度目に同じ問題に出会ったとき、間違えずにすみ、効果があるなと思いました。
勉強の効果を高める工夫をきちんと実践してくれるのは、さすが臼井さんだなって思います! 高校生になっても受験舎に継続して通ってくれましたが、それはなぜ?
高校部の先生方が体験授業で新たな内容を丁寧に、そしてわかりやすく教えてくださって安心できたからです。
高校部では高1から高3まで英語と国語を、数学は高1から途中まで受講してくれましたが、それぞれの教科で授業の内容や講師のアドバイスで特に役立ったことや効果があったなと思ったことはありましたか?
国語は、「答えは絶対本文にある!」というアドバイスです。
それ、私(国語担当小池)、よく言いますね(笑)。
そうですね(笑)。そのアドバイスのおかげで、共通テストで時間がなくて焦った時も情報とデータが正しいものを選ぶことができました。
これは臼井さんに限らずみんなそうだけど、現代文は焦ったり、よくわからなかったりすると自分で勝手に話を作りがちなんだよね。臼井さんも現代文の対策を始めた頃はそういう時もあったけど、受験が近くなるにつれて、本文の理解の精度がどんどん高くなって、教えている側としてはもう、これは大丈夫!という安心感すらありました!では英語は?
英語は「大問1番を最後に解いたら?」というアドバイスです。これは過去問演習の際に言われた言葉です。私はとある大学の大問1番と非常に相性が悪く、毎回間違えていました。アドバイスをしていただく前は大問1番から解答して、そこで行き詰まってしまい、精神的にやられ、後の問題も解けないという状況でした。しかし、アドバイスをしていただき、実際に大問2番から解き始めたことで点数があがりました!
解く順番で結果が変わることって結構あるんですよね。 では、受験では利用しませんでしたが、数学は何かありますか?
先生が何度も丁寧に、理解できるように図などを書いて教えてくださったことです。先生が書いてくださった図などを私も真似して書いて理解を深めることで、定期テストなどで僅かではありますが、点数を上げることができました!
それ以外に受験舎で良かったなと思うことはありますか?
精神的にもケアしていただけたことです。中学部の時の話ですが、3年の時にテストですごく悪い点数をとってしまい、精神的にまいってしまったことがありました。その時に励ましていただいて、頑張ろうって前向きになることができました。 受験舎は、私にとって第二の家みたいな場所です。すごく安心できる場所でした。
これまでを振り返って
小学生・中学生時代はどんな子でしたか?好きなことや興味があったことは?
本ばかり読んでいて、人と交流するのが苦手な子で、歴史や人間について興味がありました。いろんな本を読んで、その2つの分野がすごく面白いなと思っていました。
学校の図書館によく行っていたんだっけ?
そうです。図書館の本はほとんどすべて読んでいました。
それはすごい!では小・中学生時代はどうやって勉強をしていましたか?
小学生の頃はどちらかというとやらされていたという感じです。小学生の頃は以前通っていた塾で大量に出された宿題を消化することで勉強していました。中学生の頃は自主的に勉強していて、学校で配布された教材を繰り返し解いていました。勉強時間は平日は3時間、休日は10時間くらいでした。
中学生になって自主的に勉強するようになったのはきっかけとかあったのかな?
受験舎と環境のおかげだと思います。 環境面で言うと、中学の時、周りにいた子たちが皆自主的に勉強する子たちで、その子たちに負けてられないなって思い、自ら勉強するようになりました。
受験舎のおかげ、というのは?
私は以前集団授業の塾に通っていました。集団授業は私には合わなかったので、あまりいい成績もとれず、少しやる気をなくしていたときに受験舎に入りました。受験舎の先生方は個人のできない部分や癖などをよく見てくださいました。それで、少しずつ成績も上がっていき、勉強が楽しいなって思うようになりました。勉強が楽しいなって思えるようになってからは自主的に勉強するようになっていました!
そうなんだ~。受験舎が臼井さんにとって良い影響を与えられていたようで、嬉しいです! では、塾に通うこと以外で、小・中学生の時に身につけたことややっていたことで、大学受験の合格につながったことはありますか?
読書かなって思います。中学生の頃から新書などを読んでいたため、様々な知識が身について筆者がどのような思想を持っているのかを早く理解するのに役立った気がします。また、小さい頃から世界史が好きで様々な国に関する新書なども読んでいたため、世界史の勉強に役立ちました。
新書を読む中学生ってなかなかいないよね、すごいなあ。でも、確か高3の間は受験勉強のためにそんなに好きな読書を我慢してたんだよね?
そうです。絵を描くことと本を読むことを我慢しました(笑)。
そこまで好きなことを受験のために我慢できるのもすごい精神力だね。
私の勉強法
高1・高2・高3とそれぞれどのように勉強していましたか?
高1、高2は定期テストのために勉強していました。古文と漢文は何度も音読し、内容や文法を頭に叩き込みました。受験で使う教科は間違えたところはしっかり復習し、世界史は忘れないようにワークを繰り返し解いていました。あとは、自分が苦手だと思った部分は早めに解決するよう努めました。 高3になってからは移動時間なども世界史や英語、古文の単語を覚えるのに使いました。3年間やっていて本当に良かったなと思うものはやはり、塾でもやっていた理由づけかなと思います。理由づけによって間違いの場所をほぼ正確に指摘できるようになったと思います。
なるほど。では予習・復習や定期対策などの学校の勉強と受験勉強との割合はどのくらいでしたか?
学校の勉強が7、受験勉強が3かなって思います。
ちなみに受験を意識したのはいつごろですか?
高校1年の11月です。足を運んだ大学祭が本当に楽しくてこの学校に通いたい!って思ったのがきっかけです。それまで、行きたい大学などが全く決まっていなかったので勉強のモチベーションがすごく低く、定期テストのためだけに勉強してるという感じでした。しかし、行きたい大学のレベルを考えた時にこのままではいけないと思い、受験に必要だと思われる教科を一生懸命勉強するようになりました。
実際に大学を見に行くのって大切だね。では、一番好き、得意な教科は何ですか?あとお勧めの勉強法があれば教えてください。
国語です!古文や漢文でわからない単語があっても、次に出てきたときにわかったときの達成感がすごくあったからです。 古文は、問題演習を通して古文単語を覚えるのがオススメです!
やり方としては、
1、問題を解く
2、間違った問題を直す
3、辞書も文法書も見ずに現代語訳をする
※このときにわからない単語などがあったらマーカーで印をつける
4、解答の現代語訳と自分の現代語訳を比較して間違っているところを直す
※かなり厳しめに添削するのがポイントです!
5、マーカーで印をつけた単語を辞書で調べる
6、解答に載っていることで覚えておきたいことはメモなどをする
7、あとは繰り返し音読。最低三回は行っていました!
※この時に、単語や文法、そして現代語訳を正確に覚える
あとは、さっきも言いましたが、塾でやっている理由づけも効果的です!!!! 自分でやるときなどは先の感じで勉強していました。3年の11月くらいからは時間がなかったので3と4をほぼ同時にやっていました。
臼井さんはただ勉強するのはなく、復習をきっちりやっていたところが本当に素晴らしいですね! 他に、志望校合格に最も役立った参考書や問題集があれば教えてください。
「斎藤の世界史B一問一答」、「世界史の実況中継」です。
「一問一答」は定期テストの前に範囲のところを3周しました。また、既習範囲は休み時間や移動時間など暇な時間に何度も解いていました。
「実況中継」は学校で習った範囲を読んで、教科書に書かれていない人名や出来事は教科書に書き込んでいました。また、「実況中継」に出てくる地図などは本当にわかりやすかったので、書き写して教科書に貼っていました。私の場合、コピー機が近くになかったので書き写しましたが、コピーのほうが時間節約にもなるので、コピーをおすすめします!!
お話を聞けば聞くほど、勉強に対する工夫がすごい!そんな風に勉強して、実力がついてきたと感じた瞬間や成績が上がったのはいつでしたか?
共通テストが終わって私大対策をし始めたときかなって思います。
確かに共通テストも国語や世界史は9割超えていたし、私大の過去問もよくできていたよね。 合格するために、高校生活の中で意識して取り組んだことや注意したことは?
意識して取り組んだことは、合唱部に入っていたので勉強と部活を両立できるように、授業中できるだけ理解を深めるようにしました。あとは勉強をコツコツやることです。注意したことは点数に一喜一憂しすぎないことですね。
受験をやめたいなあ、志望校を諦めちゃおうかなあと思ったことはありましたか?
11月くらいに成績が上がらなかったので、諦めたいなって思ったことがありました。
スランプ?
ありました。成績が上がらなくて確かに落ち込みましたが、それでもやるしかなかったのでやり続けました。そうしたら、テストなどでできなかったことができるようになっていて、それがすごく嬉しかったのを覚えています。その時にスランプから抜け出したと思います。
実際に授業での姿勢を思い出しても、臼井さんは自分が教え始めた高1の時からずーっとコツコツやっていたし、成績に一喜一憂していた姿は見たことなかったからスランプだったとはわからなかったですね。勉強ってムラがある人よりも継続できる人の方が強いから臼井さんはまさにそのお手本ですね!
ありがとうございます!
実際に共通テストや入試を受けたときに気を付けていたことはありますか?
自分の周囲に座っている人たちを気にしすぎないようにすることです。私の周りに座っていた人は休み時間に前の教科の答え合わせをしたり、スマホをいじったりしていました。そちらに気を取られると自分の本来の力を出しきれない可能性もあると思うので周りを気にしすぎないようにしたほうがいいかなと思いました。
臼井さんは徹頭徹尾、自分と向き合って、やるべきことをきっちり見定めて突き進んでいたという感じですね!
哲学の道へ進む私から後輩の皆さんへメッセージ
「哲学科」を志望する人ってあまりいないんだけど、どうして選んだの?あと志望校はどうやって選びましたか?
小さい頃から「人は死んだらどこ行くんだろう?」みたいな問いをずっと考えていて中学生の時にそれが哲学って言うんだって知りました。個人的に哲学はあらゆる学問の根源だと思うので、学びたいなって思い、哲学科を志望しました!
志望校は、私は心理学などにも興味があったので、心理学と哲学がどちらも学べるような大学を選びました!
「哲学が学問の根源」ってなかなかその年齢で言えないよ。臼井さんは物事の本質を見極めたり、考えたりできる人だってことだね!大学に入ってやりたいことは?
好きな国の言語を習得したいです!
好きな国って?
イタリア推しです!!
世界史好きだもんね。そうかあ、イタリア推しかあ(笑)。 では将来の夢は何ですか?
哲学者になって答えの出ない問いを考えたいなって思います!
哲学を極めるんだね!
そうです!頑張ります!
受験が全部終わりましたが、今、一番感謝したい人は誰ですか?
両親かなって思います。成績が上がらなくても最後まで信じて志望校を受けさせてくれたからです。
臼井さんは、講習の申込や勉強の相談、欠席の連絡や振替授業の予約のとき、親御さんがするのではなく、必ず臼井さん自身が行っていたから、親御さんは臼井さんの自主性に任せているんだなって思っていました。それは臼井さんのことを信じていたからこそだし、またその自主性が自分で勉強の仕方を工夫するといった学習にも良い影響を与えていたんでしょうね。 それでは最後に合格を目指す後輩の皆さんへアドバイスや励ましをお願いします。
直前まで模試での判定がよくないということもあると思います。しかし、あまり気にしすぎないでください。あくまで模試は模試なので!最後まで自分や応援してくださる方々のことを信じて頑張ってください!